スパにはそのリゾートの哲学が詰め込まれている。
またはそうあって欲しいと思っています。

インドネシアの離島にあるテントリゾートAmanwanaのスパには
空間デザインとしてどんな思いが表現されているのでしょうか。

ずばり、リゾートのコンセプトである『テント』、そして『ジャングル』です。

AmanwanaのAmanスパには、Spa Tent と Jungle Cove Spaの2種類があります。
メニューは違わず施術場所を選ぶことができるみたいです。

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こちらがSpa Tent 。

場所はレセプションやレストランの建物から一番近い、
でも道からは少し奥まっているTent No.1がスパになっています。

写真はリゾート内を通る道から撮ったものです。

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テントの構造自体は他のゲスト宿泊用のテントと同じですが、
違うところは施術用のベッドと格子の置くには大きなバスタブがあるところです。

テント内は空調が効いていて、日差しが強い日中でも快適です。
セラピストさんに何枚かテント内の写真撮ってもいいですか?と聞くと、
ひょいっとカメラの死角に入ってくれました。慣れてますね。(笑)

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対してこちらが、Jungle Cove Spa。
ご覧のように、『外』です。

場所はSpa Tent とは反対のリゾートの一番奥に位置しています。
宿泊用のテント群を抜けてその先にはもう離れのパビリオンとGM宅しかないという場所です。

こちらも写真はリゾートを貫く道から撮ったものです。
今回は私はJungle Cove Spaは利用しませんでした。

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利用者がいなかったので、中まで入ってみました。

中の設備は使っていないときには、
ベッドにはカバーがかかっていますし、バスタブには枯葉が溜まって、
写真をお見せしてもさほど美しいものでもないので割愛。

ゲストを迎えるときには完璧に環境を整えてあると思いますよ。
だって、Amanですもの。

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最後はボートシュノーケリングをしていた時に、
海上から撮ったJungle Cove Spaの写真。

改めて、Jungleと、そしてCoveの間にある空間だと認識します。

雨季には虫が気になるという話もありますが、
我々が訪れた乾季には刺すような虫はまったく気になりませんでした。