2016年4月の電力自由化を控えて、
契約変更を検討している人も多いと思います。

かく言う私もいろいろと考えてみました。
せっかく考えたので共有したいと思います。

さっそく結論から言ってしまうと、
2016年4月の自由化の前に東京電力の既存のプランに変更しましょう。
ということです。

前提として、
 ・ 私は神奈川県民なので東京電力管内に住んでいます。
 ・ ファミリー世帯ですが夫婦共働きで日中は不在です。
 ・ 電気の使用量は少ない方(年間平均で8000円強/月くらい)

実は2015年の4月に始めた光熱費削減の方策の一つとして、
電気のプランを従量電灯Bから半日お得プランというものに変更していました。

半日お得プランというのは、
午前9時から午後9時までの単価が高く、
午後9時から午前9時までの単価が安いプランです。

元々東京電力のサイトにあったシミュレーションでも、
日中不在の当家の生活パターンに一番に合ったプランとの診断でした。

一年間経って、プラン変更の効果のデータが出そろいました。

電気代プラン差各月_small

個別の月では従量電灯Bが安い月もあったのですが、
通年では3500円程安くなった様です。

7月、8月の差分がけっこう効いてますね。
おそらく就寝中のエアコンと思います。

電気代プラン差累積_small


まぁ、絶対額があまり大きくないのでこの程度ですが、
これは電気の使用量の変化を除いた純粋なプランの違いによる差分なので、
節電なしでもプランの変更だけでこの金額が安くなったということです。

で、なんで自由化前に変更した方がいいと言っているかというと、
4月以降の新料金プランでは「夜トク12」というプランに該当するのですが。。
単価設定を比べてみましょうか。

旧プラン: 半日お得プラン
 ・昼間時間
  最初の70kWhまで(第1段階料金) 1kWh 28円38銭
  70kWhをこえ170kWhまで(第2段階料金) 〃 37円84銭
  上記超過(第3段階料金) 〃 43円71銭
 ・夜間時間 〃 12円59銭

新プラン: 夜トク12
 ・昼間時間 〃 33円76銭
 ・夜間時間 〃 22円55銭

昼間の単価は旧プランの第2段階料金近くに丸めた設定ですが、
お得なはずの夜間の単価が旧プランの2倍になっています。
夜中が得といいつつ、旧プランから比べるとお得度は半減です。

これははっきり言って、どさくさに紛れた改悪と言っていい。
しかも、4月自由化以降は旧プランの新規契約はできなくなります。

で、最初に戻ります。

日中不在の家族世帯※のみなさんは、
急げ!3月中に旧プランの半日お得プランに変更しておくべし。

ちなみに、当家くらいの電気使用量だと、
後発の小売り業者だと「もれなく」割高になります。
一番有利と言われる東京ガスでもシミュレーションでは高くなりました。

※単身世帯の電気使用量だと従量電灯Bの方が多分安いと思います。