転ばぬ先のTsue

Korobanusakino杖
http://blog.livedoor.jp/mojin_no_tsue/

週間ダイヤモンド

週刊ダイヤモンド7月2日号

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昨今、ライフスタイル系とか、カルチャー系とか(デザイン系もかな?)呼ばれる雑誌では
「仏教とは何か?」「神道とは何か?」みたいな特集が組まれることが多いです。

でも、ダイヤモンドのような経済系の雑誌でこういう特集はめずらしいな。
そんなことで、杖としては珍しいのですが買って読んでみました。

やはり、他の雑誌とは違って、仏教や神道の文化そのものより・・・
経済紙ならではの仕組みと金の流れですね、平たく言うと。

日本の社会においてどういう制度や枠組みで運営されているかとか。
仏教宗派と所属する寺、寺と檀家との間で成り立っている、(経済的な)関係はどうかとか。
神社庁の設立の経緯と現状、所属する神社と両者の関係性の問題点とか。
「噂の現場」に出てきそうなちょっとしたゴシップまでありました。

いままで杖が読んできた雑誌では取り上げられることのない話題だったので、
その辺りがとても興味深かったです。

時節がら、冒頭では大震災によって分断されてしまった地域の結びつきと、
昔からその結束に一役買ってきた宗教(信仰)のこれから果たすべき役割とは?
といったインタビュー記事がありました。

日本では文化ではなく、信仰としての宗教の話題が敬遠される傾向にあるせいか、
かなりさらっとしていて、もっと紙面で踏み込んで欲しかったという思いはあります。

でも、他の雑誌が触れない話題だったので、それでもおもしろかったです。

週刊ダイヤモンド 2010年4月17日号

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なんか、ドラッカー=萌?みたいな様相ですが(笑)

雑誌の特集は自体は特におもしろいものではありませんでした。

でも、雑誌代740円と記事を読むのに使った2時間を無駄にするのは癪なので、
なぜ今ドラッカーなのか?を自分なりに考えてみることにしました。

ドラッカーの言葉には時代によって色褪せない普遍的な価値がある。と。
だったら、いつだって流行ってたってよさそうなものですよね。

もちろん、いつの時代も知る人は知っていたんでしょうが、
こんなに世間全体で騒がれることはなかったと思います。
(騒がれていたのかな?知らなかっただけ?まあ、いいか。)

思うに、これまでこういう経営学的な書籍に手を伸ばすは、
経営者とか管理職とか人のマネジメントをする立場にある人間か、
あるいは、その立場に着くことをめざしている血気盛んな組織人だけだったんだと思います。

それ以外の大多数の人は、「右向け右」、「左向け左」の
号令に素直に従って働いてきたんです。
また、今まではそうしていればヒドイことにはならなかったんだと思うんです。

ところが、時代は変ったので、今までのようにただ人の号令に従っているだけでは、
「回れ右」、「退場」でそのまま捨てられてしまうご時勢になったわけです。

これからの時代は、どんな立場であろうと組織の中で働こうという人間は、

 「本当にこの人の号令に従っていればよいのか?」

 「捨てられないためには組織の中でどのようなポジショニングをとればよいのか?」

 「そのためにしなければいけないことは?」

はたまた、

 「この組織は自分の能力を提供するに値するか?」

常に自分に対してこういう問いかけをして、
自らのキャリアのマネジメントをしなければいけません。

でなければ、気付いた時にはポイです。

つまり、「マネジメント」をする必要がある層が広がったんですね。
そこにとっつきやすい「もしドラ」という本が出てきた。

ドラッカーは組織で働く人間にとって普遍的な指南書ですから、
今こうして人気が火たついた。


こんな感じ?
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