転ばぬ先のTsue

Korobanusakino杖
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火災保険

火災保険の個賠責特約 (1)

以前、9月22日のエントリ(「はいむるぶし (1)」)で、
リゾート内の移動に使うカートをめぐって小さな事件が・・・
という話を先延ばしにしました。

後学のために恥を忍んでそのことについて書こうと思います。


平たく言うと、借りていたカートをぶつけてしまいました。
ホテルの壁に当ててしまい、傷をつけてしまいました。

money_jiko_02


被害はそれでけではありませんでした。

カートのバンパーにあたる個所が衝撃で曲がってしまいました。
どうも、接続部分の金具が折れ曲がってしまっているようです。

こんなことに・・・

money_jiko_01


何はともあれ、フロントに事実を連絡したところ、
カート係の方が部屋まで様子を見に来てくれました。

見たところカートの方はバンパー以外に被害はなさそうだけど、
後ほどまた連絡をすると言って、
代車と引き換えに事故車を引き取って行きました。

その後、フロントから再度連絡ありまいした。
壁の傷については気にしなくてよいが、
カートの修理部品代の実費(約1万)だけ弁償してください。
とのことでしたでしたので、チェックアウト時に精算してホテルを後にしました。

さて、旅行から帰ってきた後もこの弁償について考えていたのですが、
杖は家の火災保険に個人賠責特約を付けているのを思い出しました。

物を壊して弁償したのだから、
個人賠責特約の支払い対象になるのでは?
と思い、保険会社に連絡してみました。

結論から言うと、支払いの対象にはなりませんでした。

残念ですが、しょうがないですね。

でも、知的好奇心旺盛なみなさんは
なぜなら支払い対象にならないか?気になりますよね?

疑問を放っておくと人間成長しないですからね。

そんな訳で、素人なりに少し考えてみたいと思います。


つづく・・・

火災保険のこと (4)

各種割引を受けるにあたっての手続きを簡単に紹介します。

他には適用できる割引がないことはパンフレットやWEBサイトで再度確認したので、
現時点で適用できる割引は以下になります。

 (1) 地震建築年割引
 (2) 住宅防火機器割引
 (3) 高機能コンロ割引
 (4) 団体扱割引

それぞれについてある手続きをする必要あります。

(1)は新築物件であることを公的に証明できる書類を提出する必要があります。

一番確実なのは登記謄本の写しになりますが、
今回は引き渡し前に保険の契約をする必要あるのでまだ登記されていません。
事後提出で問題ないか了承を得る必要があります。

それが問題なければ、
登記後に謄本の写しを取得し後から後日郵送します。

(2)建築確認済証という書類の受領(許可)した年月を確認する必要があります。

その物件を建設していいかの許可を取った時の書類なのですが、
その書類はたぶん手元にないので、
販売会社経由等でで施工会社やデベロッパーに聞いてもらう必要があります。

この書類の日付が平成18年6月以降であれば、
全ての住居に対して防火機器の取り付けが義務化された後の建物であることが分かり、
防火機器が取り付けられている証拠となります。

(3)実際に採用されているコンロのメーカーや型番を確認する必要があります。

販売会社等を経由した施工会社に確認してもらう必要があります。
型番が無事に保険会社が指定する型であれば、
その型番である旨を保険会社に連絡する必要があります。

(4)これは特に手続きはいりません。

大体こんな感じなのですが、
(2)と(3)は「火災保険に関わる各種割引確認書」という書類で保険会社に通知する必要があります。

これだけやってやっと適正な契約を結ぶことができるのです。
契約者が手を抜くと払わなくてもよい保険料を払うことになり損をするだけです。

B社経由での契約ではこちらから割引の適用を申請しなければ、
おそらくコンロの割引などは適用されなかったことでしょう。

契約者からの申請がなければ適切な割引をつけない(つけられない)
このシステムこそが、昨今の損保による保険料の取り過ぎ問題の原因でしょう。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

5/22 NIKKEI NETより

【損保の保険料取りすぎ、300億円前後に・大手6社】

損害保険各社が火災保険などの保険料を取りすぎていた問題で、
東京海上日動火災保険など大手損保6社の取りすぎ額が最終的に300億円前後に膨らむ見通しになった。
耐火性の高い住宅向けの割引制度を誤って適用しなかったことなどが原因だ。

6社は東京海上日動、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、
あいおい損害保険、日本興亜損害保険、ニッセイ同和損害保険。
(09:34)

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

火災保険の知識を持ち合わせていなかったので、
ここまでたどり着くのも結構な労力がかかりました。

契約者がこんな煩雑なことをしなくても
損をしないようにもっとプロアクティブに適正な契約を結ぶ努力をしなさい。
というのが、金融庁の指導に他ならないと杖は思っています。

損保会社が改善をする必要があるのはもちろんとして、
消費者としても、自己防衛の努力が必要なのかも知れません。


火災保険のこと (3)

2つの代理店(共に引き受け会社は同じ)の見積もりの割引を比べてみると、
以下のようです。

A社(販売会社提携)
(1) 地震建築年割引
(2) 住宅防火機器割引
(3) 高機能コンロ割引

B社(融資元金融機関)
(1) 地震建築年割引
(2) 住宅防火機器割引
(4) 団体扱割引

それぞれの割引がどういうものかは適当にググっていただきたいのですが、
超。大ざっぱには・・・

(1) 地震築年数割引
新築物件には新築であるだけで地震特約に対して割引が発生します。
たぶん新しくて劣化等がまだないからということなのでしょう。

(2) 住宅防火機器割引
建物に火災報知機がなどの防火設備があるか?
あれば火災保険の本体に大して割引が発生します。
これは平成18年6月以降に建設許可が下りたマンションなら必ずクリアしています。

(3) 高機能コンロ割引
火災に対して安全を考慮した設計がなされたガスコンロを使用していると、
火災の本体に対して割引になります。
対象になるメーカーや型番は保険会社から指定されています。

(4) 団体扱い割引
B社から融資を受ける人たちを団体様扱いで契約することで、
保険会社からお得様扱いとなりいくらかの割引があります。
この会社だとこれが15%も割引になり一番バカんなんなかったりします。


A社には(3)高機能コンロ割引があり、
B社には(4)団体扱割引があります。

こうやって見ると、
(3)は物件で採用しているコンロの型番が指定のものであればよいはずなので、
どこの代理店だろうがこの割引は適用されるはずです。

A社販売会社とつるんでいるのでコンロの仕様を把握できており、
B社は融資元の金融機関なのでそこまで細かい仕様は把握していないため、
見積もりに載ってきていないだけです。

一方(4)は団体割引なので、B社経由でしか受けられない割引になります。


ということは、
当然B社の条件に高機能コンロ割引を付けてもらうのが一番お得です。
ここまで来てようやく正しい見積もりができそうです。


これも含めてこれらの割引を受けるためには、
そのためのそれなりの手続きが必要です。

長くなったので、手続きはまた今度。

火災保険のこと (2)

さて、前回書いたように、
見積もりを提示してくる2社はそれぞれ思惑があるわけで、
各々勝手気ままにお勧めのプランというか条件で見積もりを出してきます。

両社の見積もりを比較するためには、
まず杖が必要と思う保障と必要と思う保険料を
特約等含めて揃えてもらう必要があります。

保険料に大きく響くポイントとしては大体以下でしょうか?

 (1)契約年数
 (2)家財保険の有無とその保証額
 (3)地震特約の有無とその保障額
 (4)類焼損害特約の有無
 (5)自賠責特約の有無

これら条件を揃えて再度見積もりをお願いしました。

せっかくなので、それぞれのお悩みポイントを極めて簡潔に。

 (1)これはローンの年数分はmustなんだよなぁ。
 (2)家財の値段はバカにならないのであった方がいいかも。
 (3)関東に住んでいる以上、数十年のうちにはデカイのがあるでしょう。
 (4)類焼で近隣に被害が出た場合、法律上は賠償責任はないらしいのですが・・・
 (5)自動車保険に自賠責を付けていなかったかしら?

上記を自分なりに判断して条件を決めていくんでしょうね。

両社優劣なく条件が同じなら、
これで保険料の金額はほぼ同じになるはずです。

ところが。

提示された(長期一括なので)保険料に数万円の差があります。
さて、この差はどこから来ているのでしょうか?

書いているある内容を片っ端から眺めていると、
どうも割引額に差があるようです。
しかも、安い方だけに割引があるわけではなそうです。
高い方にしかない割引もある。

ということは、どちかかのに2社にバラバラに存在する割引を片寄せできれば、
一番安くなるということですよね。

現在の両社の見積もりの中で各々1社にしか存在しない割引が、
そちらにか存在しないのには実は必然性があるんですが、
細かい話はもったいぶってまた次回にしましょう。

火災保険のこと (1)

皆さん火災保険には加入していますか?

杖が住宅ローンで融資を受ける金融機関では、
火災保険に加入していることが融資の条件の一つとなっています。

ローン実行日までに火災保険に加入している必要があります。

そんな分けでここしばらく火災保険について
いろいろと思いをめぐらせていたという次第です。


一般的に火災保険の正式な見積もりをもらうためには
保険会社の人に家に来てもらって評価額等を決めてもらう必要があります。

ローン実行日とは要は物件の引き渡し日です。
でも引き渡し日前にそんなことできないですよね。


でも、引き渡し前に正式な見積もりを送りつけてくる代理店があるんです。
それは・・・

ひとつは、物件の販売会社と提携している保険代理店、
もうひとつは、ローンの融資をする金融機関そのものが代理店として。

確かに物件の販売会社と提携していれば、
マンション全体の仕様や部屋の細かい間取りまですべて把握することができます。
また、融資元の金融間にも融資の審査の際に
物件に関する詳細な情報を提示しています。

なるほど、この2社なら物件を見る前に詳細な見積もりを出せるわけです。

そんなもろもろの事情により、
この2社のいずれか経由で火災保険を契約しようと思います。

実はどちらも同じ引受保険会社の代理店となっているのですが、
それでも保険金の額に差は出てくるんです。

詳しくはまた次回。
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