転ばぬ先のTsue

Korobanusakino杖
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川奈ホテル

川奈ホテル(5)

川奈ホテルの建物を庭からみるとこのような感じです。

白い壁に赤い屋根が芝や木々の緑と空や海の青によく映えます。

最近の建物は風景に馴染むような地味色にすることが多いですから、
こういう浮き出させ系(?)のザ・リゾートという建物はどこか懐かしさを感じます。

クラシックなリゾートホテルってこういう色彩。
ぱっと空で思いつくところでは、「赤倉観光ホテル」や箱根の「山のホテル」もかな。
(どちらも一度は泊ってみたいホテル)

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前回で書いたように川奈ホテルは元来大人のリゾートとして開発された老舗ホテルですから、
我々のような子連れが楽しめるような施設はほとんど用意されていません。

また、周りから隔絶されたというほどではないですが、
観光地からは離れた場所にあるのでホテルの周辺にも遊ぶところはありません。

ホテルの中に遊べるものを二つだけ挙げるとすれば、一つはこのブランコ。
庭にある海の見える芝生の広場にポツンとブランコが一つ。

遊具というよりはアートのオブジェのようだと感じてしまいました。

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もう一つはプール。

子ども用の浅いプールもあるのですが、
我々が訪れた7月の頭はまだプール開きしておらず営業していませんでした。

あとは、テニスコートがありましたが、幼児が遊べるものじゃないですからね。。

最近ではゴルフ客依存からの脱却を目指しているのか、
女子会プランやファミリープランといった宿泊プランが用意されているようですが、
女子会はともかく(「女子」と言ってもいい歳した大人でしょうから)、
ファミリーが楽しむのはハード的に厳しいかも知れませんねぇ。

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ロビーの階段から前庭に下りていくところ。

南国の木がリゾート気分を盛り上げるのと、
さすが名門ゴルフ場だけあって芝の手入れが半端ないです。

ここはコースじゃないですよ。
ただの庭にしてこの完成度。

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最初の写真のホテルの外観に塔が写っていますが、
あそこが展望台になっています。

途中少し心配になるくらいさびれたらせん階段を上っていくと、
ホテルの敷地とゴルフコースと海を見渡せる場所にでます。

写真のゴルフコースが超名門の富士コース。
フジサンケイクラシックやフジサンケイレディースなどの有名トーナメントが行われます。

杖はゴルフをやらないので分からないですけど、
日本では珍しい海越えのショットのある素敵コースらしいですよ。

世界の何とかゴルフコース何選とかの常連らしいです。(笑)

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庭にはキレイな季節の花も植わっています。

ゴルフをせずとも天気のいいにブラブラ散歩していて気持ちのいい庭でした。
芝の手入れがいいので歩き始めの1歳3ヵ月の息子もてくてく・・・

家族連れには超おススメ!というわけではありませんし、
外資系のラグジュアリーホテルのように至れり尽くせりのサービスでもないですが、
洗練されたハイソな大人にとっては優雅な休日になることは間違いないでしょう。

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終わり。

川奈ホテル
〒414-0044
静岡県伊東市川奈1459
TEL : 0557-45-1111


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川奈ホテル(4)

今回はひと晩の宿泊だったにも関わらず、
暇にまかせて写真がたくさんありますもんで少し長めです。

こちらはロビーです。

大きな立派な暖炉にホテルのシンボルである紋章が掲げられています。
創設者である大倉喜七郎がイギリスの城を意識して創業の昭和11年に作ったそうです。

もともと川奈ホテルは大倉喜七郎が大倉財閥のための別荘として建てたもの。

五島慶太に伊豆急行の駅を近くに作る提案を受けた際に、
このホテル利用者は自家用車で来るそれなりのステータスのある方々なので、
電車で来る一般客が増えて騒がしくなっては困る。

と断ったそうです。
戦後間もない時代に伊豆のリゾートホテルに自家用車でゴルフをしにくる人々。
がこのホテルの元々のターゲット層ということです。

さて、我々は早々に退散いたしましょうか(笑)

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結婚式の招待客が掃けるとほぼ終日無人となりました。
たまにゴルフ客がプレーの前後に寄るくらいなもんです。

他のお客さんがいる時には遠慮気味で、
貸切の時は自由気ままにウロウロと歩き回っておりました。

上の写真の右端には隣の部屋につながった入口が見えます。
このロビーが大きく二つに分かれているのですが、常にどちらかは我々の貸切状態でした。

いまどきロビーが喫煙可なのが玉にキズ。
子どもが小さいと吸殻にも注意が必要なので。

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こちらはロビーの2階にあるライブラリー。
蔵書はあまりありませんせが、読書机が数脚とソファが置いてあります。

奥の机は窓から海と大島のきれいな景色がみえますよ。
残念がら昼間は使うことはなかったですが、夜はこちらでお勉強しました。

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ライブラリーの端の方がロビーの吹き抜けになっています。
そこに置いてあった帆船の置物。

油断大敵、息子が興味津津で手を出そうとしますが、
その度に・・・ブロック!ブロック!
こんなクラシックなホテルの調度品を壊したらどんなことになるか分かりません。

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夜のロビーはこんな雰囲気。
シャンデリアの立派さが際立ちますね。

そして、シーンと静まり返った薄暗いロビーに遠くから木の床を歩く人の足音・・・
カツーン、カツーン・・・

なんて。
でも、古い建物に人気がないとやっぱり少し怖いです。(笑)

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ライブラリーの夜の景色。

暗いですし、人気がない上に、クラシックホテルの古い雰囲気。
怖がりの人は苦手かもしれません(笑)。

杖はというと、資格の試験が近かったので、
相方が披露宴の2次回から戻ってきて子どもが寝付いた後に、こちらで勉強をしていました。

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次回は最終回、外回りついて書いて終わりにします。

続く・・・


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川奈ホテル(3)

川奈ホテルにはいくつかレストランがあります。

フレンチのメインダイニング、離れの和食、カジュアルな洋食、ラウンジ・喫茶など。

子どもが小さいこともあり、サンパーラーというカフェで昼食を摂りました。
このカフェは回りがガラス面んで囲まれていてなかなか解放感があります。

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昼間も基本的にガラガラでした。

川奈ホテルは伊豆の中でも観光地から離れた立地にあるので、
観光地にあるリゾートホテルや都心のシティホテルと違って、
お茶を目当てにホテルにやってくる人は少ないんでしょうね。

基本的にはホテルに用事があって来た人が軽く食事やお茶をするスペースになっています。

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あ、結婚式のために来たゲストは皆さん披露宴に行かれていた時間帯ですが、
我々(父子2人)が食事をした際にも土曜日だったにも関わらず貸切でした。

うちの子は外では割と大人しいタイプですが、
貸切なので少々大きな声を出しても気にせず楽でした。

頂いたのはクラブサンド。味は普通です。
お値段を考えると・・・ですが、歴史あるクラシックホテルですので、ショバ代と考えましょう。
六本木の外資系ラグジュアリーホテルの喫茶よりは少し安いかな?(笑)

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このサンパーラーは結婚式の際にはチャペルになるようです。
次の日には別の組の結婚式でチャペル仕様のレイアウトになっていました。

海も見えますし、ゴルフ場なので緑も豊富ですし、
視界を遮る建物が周りにないので素敵な式場だと思います。

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こちらは朝食を頂いたカジュアルレストランの「グリル」。
洋食と和食のどちらかを選択できた気がします。(覚えてない)

実際には少し暗い印象を受けた覚えがあります。
(写真は幾分か明るく加工しています。)

室内が暗くなるのと、天井の高さに圧迫感があるのは、
古い建物の共通の悩みなのでしょうがないですけどね。

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食器に富士さんの絵が書かれていてクラシックでいい感じ。
他にもシルバーのマドラーがゴルフクラブの形をしていたり、
このホテルの持ち味が生きてました。

お料理の味は普通です。
スタッフのサービスがもうちょっと、こう・・・スマートになるといいかなぁ。

コーヒーのお代わりを頼むと「本当はもう閉店ですが・・・」と言いながらも注いでくれる。
とか。そういうところ。例えばね。

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メインダイニングと離れの和食は利用していません。
離れの和食は築300年の古民家を移築したもので雰囲気は良さそうでしたよ。


続く・・・


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川奈ホテル(2)

川奈ホテルです。

息子と一緒にひたすらホテルの中をウロウロしているうちに夕方になりました。
南国の気がリゾート気分を上げてくれる、夕暮れどきの窓の景色。

もう少し部屋のことを。

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部屋のミニバーはウィスキーが充実していました。

このホテルはやっぱりゴルフがお目当ての宿泊客(≒オッサン)が多いようで、
ホテルの設備、備品の端々からターゲットの年齢層が高い雰囲気をかもしだしています。

ちなみに、2つあるゴルフコースのうちチャンピオンシップコース(プロトーナメント開催コース)
である富士コースは宿泊客にか解放されていないそうです。

経営がプリンスに移る前は会員しかプレーできないコースだったそうです。
バブル崩壊の象徴でもあったゴルフ会員券ビジネスの破たんですわね。

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洗面台は広くはないですが、ダブルシンクになっています。

化粧用の拡大鏡があるところをみると、オッサン・・・もとい、紳士だけが相手という訳でなく、
同伴の淑女のことも気にかけているらしいことはわかります。

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バスタブが少し変わっていて、
シャワーカーテンではならぬシャワー扉が備え付けてありました。

カーテンよりは防御能力が高いわけです。
でもまぁ、この手のバスタブの中でシャワーを浴びるタイプの風呂は
お湯につかることが必須の幼児を入れるのに向いていないのは確かです。

でも、もう慣れているの何とでもなるので問題はないです。

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何だかんだと言っていますが、
大人がシャワーだけを浴びる分には特に問題はありません。

鏡に曇り止めが欲しかったかな。
あれ、それともここのホテルはあったんだっけな?

(いろいろ泊ってて記憶が混乱してきた・・・)


続く・・・


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川奈ホテル(1)

突然ですが川奈ホテルのことなど。

去年の7月に伊豆は川奈にある川奈ホテルに宿泊してきました。

相方が会社の同僚の結婚式に参列させて頂くとのことで、
杖は参列していませんgな、1歳3ヵ月になる息子の子守り要員として同行しました。

海側の少し広めの部屋がいいということで、
予約したのは、新本館の海側ツインルームBというカテゴリの部屋でした。

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プリンスホテル系列はウェブサイトがあまり充実していないのと、
いわゆるホテルマニアがせっせと泊りに行く類のホテルでもないので、
ブログで書かれている人もほとんど見当たりませんでした。

事前にあまり情報がなく少し不安ではあったのですが・・・

部屋の広さは約30m2あり、狭苦しさはまったくありませんでした。
椅子とテーブルの配置が特徴的で、椅子のデザインもクラシックで味があります。

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ツインの部屋ですが、子どもと添い寝するので、
事前にリクエストして二つのベッドを着けてもらいました。

写真の写っているベッドのサイドテーブルは本来は二つのベッドの間にあるものと思われます。
あ、なんか座敷わらしのようなものが写りこんでおりますが、どうかお気になさらずに・・・

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喫煙者には肩身の狭い世の中になりましたから、
今時部屋の灰皿にこういうレトロなマッチが置いてあるのも珍しいのではないでしょうか。

まぁ、タバコを止めて杖からするといい傾向なんですけどね。
最近はもう分煙していない飲食店なんてまずは入らないですから。

話が逸れましたが、こういうかわいいマッチが置いてあるのも
レトロなホテルという感じで味が出てます。

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子連れということで、子ども用のスリッパが用意してありました。

子連れと言っても1歳3ヵ月の歩き始めたばかりのベビーですから、
せっかく用意頂いたスリッパにはまだ少し早かったようです。

でも、お心遣いありがとうございます。

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さっきから、レトロ、レトロ言っていますが、
川奈ホテルは「クラシックホテル」などといわれる部類のホテルですので、
そういうほめ言葉を使っているわけです。

まずは部屋のご紹介をしておきました。
川奈ホテルそのものの考察についてはまた後ほど。

続く・・・


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