6月に入り学校や習い事が再開され始め、また忙しい日常が戻ってきます。

ゆっくりまったり過ごせる週末も最後のチャンスとばかりに、
子供らを連れて前から行きたいと思っていた多摩川での化石掘りに行ってきました。

川で化石掘りというと遥か上流の秘境の谷でというイメージですが、
場所は東京都狛江市、宿河原堰堤の少し下流で実はけっこう街中です。
最寄の小田急線和泉多摩川駅から徒歩20分くらいで着きます。

灰色の小石の中にところどころ茶色い粘土が固まったような地面が露出しています。
破片がたくさん散乱しているのは誰かが掘った跡です。

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地層がもろいので力を入れる必要はありません。
ドライバーとハンマーでトントンと少し叩けばボロッと崩れるくらいです。
時々、形のいい貝などが出てくることがあります。

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化石といえどもやはり脆いので、やさしく、やさしく、そっと扱わないと、
ちょっと力を入れ過ぎると化石部分もボロッとすぐに崩れてしまいます。

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半日ほど堀り、キレイに形が出ているものだけを選別して持ち帰りました。
帰宅後は、保存のための処置を施して終了。

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ユルい一日を過ごすにはちょうどいいアクティビティでした。

これもアウトドアアクティビティに分類するのかどうかは分かりませんが、
私の中ではフィールドワークはアウトドアに分類することにします。

多摩川の河川敷はやはり昨年(2019年)の台風19号の爪痕が大きく、
野球グラウンドなども未だに一面が大小の石で覆われている状況でした。

河原の水際近くにあった10本ほどの木立も根こそぎ姿を消しており、
河川敷のカブクワ生態系もどうなってしまったのでしょうね。