またまた邦画の話です。
そろそろ静かな余生をめざしている杖としては、
もうハリウッドのドンパチには耐えられんのです。
この映画は南極の基地に赴任することになった、
調理担当の海上保安官の目から見た基地での不思議な生活を描いたものです。
研究所の学者や民間のメーカーなどいろいろな
バックグランドを持つ個性的な隊員たちが共同生活を営みます。
こんな南極の僻地でいったいどんなことが起きるか気になりませんか?
答えは「何もおきません」です。
でも、ほのぼのとした笑い、ホロリとくる人間模様が散りばめられています。
映画では飯島奈美さんが料理の監修をしていますが、
飯島奈美さんといえば、「かもめ食堂」。
今上映中の「プール」もそうですね。
どちらもPascoの超熟シリーズのCMがタイアップしていますが、
CMでどれも素朴ながら、おいしそうなものばかりですよね。
この映画に出てくる料理たちもまさにそんな料理です。
暖かい気持ちになる作品でした。