今回はひと晩の宿泊だったにも関わらず、
暇にまかせて写真がたくさんありますもんで少し長めです。

こちらはロビーです。

大きな立派な暖炉にホテルのシンボルである紋章が掲げられています。
創設者である大倉喜七郎がイギリスの城を意識して創業の昭和11年に作ったそうです。

もともと川奈ホテルは大倉喜七郎が大倉財閥のための別荘として建てたもの。

五島慶太に伊豆急行の駅を近くに作る提案を受けた際に、
このホテル利用者は自家用車で来るそれなりのステータスのある方々なので、
電車で来る一般客が増えて騒がしくなっては困る。

と断ったそうです。
戦後間もない時代に伊豆のリゾートホテルに自家用車でゴルフをしにくる人々。
がこのホテルの元々のターゲット層ということです。

さて、我々は早々に退散いたしましょうか(笑)

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結婚式の招待客が掃けるとほぼ終日無人となりました。
たまにゴルフ客がプレーの前後に寄るくらいなもんです。

他のお客さんがいる時には遠慮気味で、
貸切の時は自由気ままにウロウロと歩き回っておりました。

上の写真の右端には隣の部屋につながった入口が見えます。
このロビーが大きく二つに分かれているのですが、常にどちらかは我々の貸切状態でした。

いまどきロビーが喫煙可なのが玉にキズ。
子どもが小さいと吸殻にも注意が必要なので。

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こちらはロビーの2階にあるライブラリー。
蔵書はあまりありませんせが、読書机が数脚とソファが置いてあります。

奥の机は窓から海と大島のきれいな景色がみえますよ。
残念がら昼間は使うことはなかったですが、夜はこちらでお勉強しました。

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ライブラリーの端の方がロビーの吹き抜けになっています。
そこに置いてあった帆船の置物。

油断大敵、息子が興味津津で手を出そうとしますが、
その度に・・・ブロック!ブロック!
こんなクラシックなホテルの調度品を壊したらどんなことになるか分かりません。

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夜のロビーはこんな雰囲気。
シャンデリアの立派さが際立ちますね。

そして、シーンと静まり返った薄暗いロビーに遠くから木の床を歩く人の足音・・・
カツーン、カツーン・・・

なんて。
でも、古い建物に人気がないとやっぱり少し怖いです。(笑)

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ライブラリーの夜の景色。

暗いですし、人気がない上に、クラシックホテルの古い雰囲気。
怖がりの人は苦手かもしれません(笑)。

杖はというと、資格の試験が近かったので、
相方が披露宴の2次回から戻ってきて子どもが寝付いた後に、こちらで勉強をしていました。

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次回は最終回、外回りついて書いて終わりにします。

続く・・・


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