art_bruegel_01

子が産まれてからは、
週末にゆっくり美術館で展覧会を鑑賞したりということができなかったので、
美容院のための久々の一人外出の帰りに寄ってみました。

bunkamuraザ・ミュージアムで開催している「ブリューゲル版画の世界」という展覧会。
たぶん誰もが一度は何がしかの作品は目にしたことがありそうです。


ブリューゲルは16世紀のネーデルランド(現在のオランダ・ベルギー辺り)の版画家で、
来日しているのはベルギーでは国宝級の作品たちのようです。

16世紀といえば日本は安土桃山時代です。
安土桃山時代の日本の画家といえば、狩野永徳や長谷川等伯です。
まぁ、どんな作品だろうと残っているだけで国宝級ですわね。

個人的にはどれがお好みだったかというと、
帆船を題材にした一連のシリーズがあってそれが気に入りました。

かなり迫力の帆船の画の隅っこにちょこっと小さく
ギリシャ神話のエピソードが挿入されているんです。

たとえば、大海原を進む帆船の後姿の絵の中に
ちょこっと空を飛ぶ人が一人と落ちてくる人が一人小さく描かれています。
(ダイダロスとイーカロス)

七つの原罪シリーズ(画像はその一つ)とかは少しグロテスクなので、
好みの分かれるところかもしれません。