絶対リバウンドしないというのが売りの話題の片付け本。
すごく特徴的なのは、片付ける前に不要なものを捨てることを徹底させることと、
捨てるものを選別する時に「ときめく」かどうかの直観を判断基準とすることでしょうか。
杖はどちらかというと左脳人間なので正直なところ、
触れてみて「ときめく」かどうか?とかは全然意味が分からないのですが。。。
それでも杖なりにこの方の言っていることを咀嚼してみました。
「もったいない」という判断基準を捨てること。
・いつかまた着るかもしれない。
・ブランドもので高かったので・・・
・人からもらったものだから。
・部屋着に降格させるか。
いずれも「もったいない」という感覚から、
服が捨てられなくて貯まって片付きにくくなる原因です。
これらに対して、
・今、着たいと思わないものはもう着たいと思う時はこない
・買った時の値段より、無駄なスペースを占有している家賃の方が無駄
・プレゼントはそれをもらった時の喜びで既にその意義を果たしている
・外で着たいと思わないものは家の中でも着ても気分は晴れない
「ときめく」かどうかという言葉には一見乙女ちっくで受け入れやすい響きですが、
その実は極めてドライに感情を断ち切っていくという冷徹さ(?)を持っています。
全てはモノを捨てさせるために。
根本的には少し前に流行った「断捨離」と同じ構造だとは思いますが、
「断捨離」が少し宗教ちっくな響きがあって抵抗があるのに対して、
「ときめき」は可愛らしくて女子には受け入れ易いという点で有利な気がします。
その気にさせる手段として採用した「ときめき」という一見優しくて、
実は冷徹な指標を導入したことがヒットの鍵なような気がしています。
ごちゃごちゃ言っていますが、
評論より実際にやってみる方が説得力があるか。
「論より証拠」
とりあえず、手順に従って服を捨てるところからスタートしてみたいと思います。