転ばぬ先のTsue

Korobanusakino杖
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09_栃木の宿

宿泊記_国内編 栃木の宿

◇◇◇ 9 栃木県の宿
  ■ Hotel Harvest Nasu
  □ホテルハーヴェスト那須
   (栃木県 那須郡 那須町)
   宿泊記 coming soon ... (2016年02月泊)

  ■ Niki Club, NIKI CLUB & SPA
  □ 二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA
   (栃木県 那須郡)
   宿泊記 (1) (2) (3) (4) (5) (2009年11月泊)

a tribute to 二期倶楽部

7月に二期倶楽部から営業終了のメールが来た時に
書いたものを公開し忘れていました。

=====

良いリゾートには美味しい食を楽しむレストランがあり、
簡素でも清潔な寝具が用意されたホテルがあり、
その上芸術文化を楽しめる施設が併設されている。
そして、そこに良い人々が集い、共に味わい人生を愉しむ。

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それがリゾートのフィロソフィー。

プーケットにアマンプリ(Amanpuli)がオープンして、
スモールラグジュアリーリゾートして一世を風靡する1988年のさらに前の1986年、
日本にスモールラグジュアリーという言葉が定着する前から那須の地にひっそりと佇む、
二期倶楽部はやがて伝説のリゾートと言われるようにまでなりました。

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その二期倶楽部が2017年いっぱいで営業を終了するそうです。

当家も妻が長男を妊娠中のちょうど8年前の2009年の11月に、
これが最後の贅沢旅行と思って訪れたことがあります。
思い返すと、その環境のよさ、哲学に惚れ惚れとしたものでした。

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そんな二期倶楽部のせい?もあり、結果的には最後になるどころか、
さらにリゾートフリークを決定付けることになってしまい、
子供たちを連れてあっちへこっちへ。(笑)

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以下は当時の宿泊記です。
二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA (1) (2) (3) (4) (5)

営業終了にまつわる経緯は相当泥臭い話のようなのでここでは割愛するとして、
不動産としては星野リゾートが取得しているという話もあり、
星野の次の一手が気になるところです。

哲学を貫くため採算度外視で運営されてきた二期倶楽部、
とても商業的な星野リゾートが運営しても同じリゾートにはならないでしょうね。

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さようなら二期倶楽部。。

ホテルハーヴェスト那須 (n)

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那須でのスキーにはホテルハーヴェスト那須に泊まりたい。

二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA (5)

二期倶楽部には2つのレストランがあります。
本館のLe Brise(ラ・ブリーズ)と東館のGarden Restaurantです。
ディナータイムはLe Briseはフレンチ、Garden Restaurantはイタリアンだと思います。
朝食は、Le Briseは和食、Garden.. は洋食です。

本館、東館どちらに宿泊でも、相互利用が可能なようです。
杖はディナーは本館で、朝食は東館で食べました。

Le Briseでのディナーの様子は→こちらをどうぞ。
ここではGarden Restaurantでの朝食について少し書きたいと思います。

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サラダの野菜はもちろんリゾート内の農園で獲れたものです。
有機野菜で味がとても濃い。

最近味のしっかりした野菜が好きです。
大人になった証拠ですかね。

パンケーキ用のはちみつもリゾート内の養蜂で獲れたもののようです。
徹底していますね。

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メニューは、通常の朝食Standard Breakfastと、
より健康志向の強いSpa-Cuisineとがあります。

杖は通常の朝食コースを、相方はSpa-Cuisineを頂きました。
せっかくなので、少し変わったSpa...の方をご紹介します。

まずは、スープです。
「那須高原野菜と比内鶏のブイヨンスープ 菜園ハーブの香り」

「南フランス風野菜のラタトイユに二期倶楽部滋養卵"純"の温泉卵をのせて」

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「胡麻と岩海苔入り 二期ブレンドのお粥に紅マスのマリネと彩のコンディメンツを添えて」

相方はここの朝食のコースはかなり気に入ったみたいで、
昨晩のディナー」で食べ過ぎたとは思えない食べっぷりでした。

あ、朝食前に軽く1時間近く林の散歩をしたから、
一段と朝ごはんがおいしく感じたのかもしれません。

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朝食ながらかなり凝ってますよね。

少し下世話な話をすると、
朝食のコースのお値段は3000円くらいするので、
(都内の高級ホテルの朝食くらいか)
一端のレストランのランチコースぐらいはするんですよね。

二期倶楽部の話は以上です。


二期倶楽部
栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
TEL 0287-78-2215

宿泊記へ→ 「宿泊記 目次

二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA (4)

東館のNIKI CLUB & SPA には温泉の露天風呂もあるのですが、
この時には入らず部屋風呂で済ましました。

相方が妊婦なのでSPAもパスです。

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部屋風呂には置いてあるアメニティは二期倶楽部のオリジナルです。
SPAのショップにもいろいろなグッズが売ってました。

二期倶楽部のオリジナルのアメニティは
松山油脂という会社が製造しているのですが、
実は松山油脂というのはMARKS&WEBというブランドと経営が同じなんですね。

なんで、二期倶楽部のアメニティの品質は
MARKS&WEBと同等と考えてもよいと思います。

使用感は…杖の柔肌にはよくわかりませぬ。

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部屋のバスでちょっと驚いたことがあったんですが、
上の写真で鏡に映っているタオル掛けがあるじゃないですか。

実はあのタオルかけのパイプに温風が通っているんです。
そう、タオルウォーマーなんです。

秋も深まり肌寒い季節の那須高原のことですから、
お風呂上りにタオルが暖かいのいうのは心遣いを感じます。

少なくとも今までは出会ったことはありませんでした。

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最初に部屋にチェックインしたとき、
バスの桶に水が張ってあってそこにハーブが生けてありました。

リゾートの農園で獲れたものでしょうか。
素朴でありますが、粋な演出ですね。

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部屋のミニバー。

棚の上のウィスキーとワインは別料金ですが、
冷蔵庫の中のアルコール類は無料です。

ディナーで満腹になって、何も呑みませんでしたけどね。。。

次回は、最後。
食事情について書こうと思います。

宿泊記へ→ 「宿泊記 目次

二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA (3)

二期倶楽部の部屋のことを。

われわれが宿泊したのはNIKI CLUB & SPA(東館)です。
東館の部屋はパビリオンと呼ばれていて、
四角いブロックを積み重ねたようなデザインになっています。

遠目に見ると林の中にブロックがコロコロと置いてある感じです。
コンテナみたいとか言わないの。

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部屋の内装はコンテンポラリーブリティッシュ。

The Conran Shopで有名なインテリアデザイナー、
コンラン卿(Sir Terence Conran)のプロデュースです。

ちなみに、にき倶楽部1986(本館)の川沿いの部屋は、
SUPER POTATO の杉本貴志氏のデザインらしいです。

ハイアット系列のホテルのパブリックスペースなど多く手掛けています。
杖が行ったことがあって、紹介したことがあるところでいうと、
ハイアット・リージェンシー京都のレストラン・バーのTouzanです。

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近年ちょくちょくデザインのきれいなホテルに宿泊する機会があるのですが、
シック・モダンとかコンテンポラリー・ジャパニーズとか
みたいなコンセプトの部屋が多いです。

こういう午後の日差しが差し込んでいるリビングスペースが画になる
部屋ってホテルには少し珍しい気がします。

基本的にはホテルは宿泊がメインで、
暗くなった後にライティングで活きるようにしてあるのかも。

逆に、二期倶楽部は滞在型リゾートをコンセプトにしているので、
日中でも部屋で過ごす時間が多いことを想定して、
こういう昼でも快適な部屋にしているのかも知れませんね。

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こういう雰囲気の部屋って、
杖のような素人にはコーディネートが難しいように感じます。

もちろんプロにはそんなことは関係ないのでしょうが、
素人にはシック・モダンの方が手が出し易いのは確かだと思います。

知人の家に遊びに行ったとして、
リビングがこういうインテリアのアレンジがしてあると、
相当オシャレな人だなぁ。と感じると思います。

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前回書いた、「部屋の快適さ」というのは、
機能面だけでは不足で、キレイな空間であってこそ落ち着ける。
少なくとも杖はそうです。

次回は水回りの話を少し。

宿泊記へ→ 「宿泊記 目次

二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA (2)

二期倶楽部の環境について少し。

根がネガティブにできている人間なので、
基本的に普通に生きているだけでストレスがたまります。

そんなときには普段の生活とは場所を変えて
都会の喧騒から離れてしばし日常を忘れたい。と思うことがあります。

俗にいう非日常感を味わいたい。というヤツなんですが。。
そんな時に身を起きたい環境というのが重要でして。

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五感から日常をシャットアウトするには、
外界から切り離された快適な空間に身を潜めて癒されるか、
周りに何もない自然の中で外に向かって心を解き放つか、
だと思っているんです。

で、その両方を兼ね備えた素敵な空間、つまり、
大きな自然環境の中に超快適なリゾートがあれば、
杖的にはそれが理想だと思っているんです。

その自然環境というのは、別に山でも海でもいいんです。

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岩魚(イワナ)が泳ぎ、モミジが流れる小川だとか、
リスが落とす食べかけの松ぼっくりが転々と転がるコケの絨毯だとか。

一方で今晩自分が食べる野菜を収穫する畑があったりだとか。

二期倶楽部の環境というのは、
敷地内の表情の変化に富んだところでした。

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手付かずの自然というのとは少し違うかも知れませんが、
最高に恵まれた環境でした。

夜、相方と二人でベンチに仰向けに寝転がって、
満点の星空をしばし眺めてみました。

星が綺麗なのは当然なんですが、
木々の間を風が抜ける音以外は何も音がしないんですね。

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もちろんアウトドアが一番だよ。
という方もいるかと思いますが、杖も嫌いではありません。

それはそれで、これはこれということで。

宿泊記へ→ 「宿泊記 目次

二期倶楽部 NIKI CLUB & SPA (1)

またずいぶん時間がたってしまいました。

去年の11月に那須で泊まったのが二期倶楽部。
杖夫婦にとっての憧れのリゾートです。

いつかは訪れたいと思っていたのですが、
結婚記念日の小旅行で念願適って実現しました。

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二期倶楽部がオープンしたのは1986年で、
スモールラグジュアリで一世を風靡したAmanpuriより1年早いそうです。

当時の日本はバブル真っ盛りの頃で、
自然の中の隠れ家ホテルでゆっくり余暇を過ごすなんて概念はありませんでした。

いまや高原リゾートの代名詞である二期倶楽部もオープン当時は
全室のたった6室が埋まらずに苦戦を強いられたそうです。

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二期倶楽部には、にき倶楽部1986(本館)とNIKI CLUB & SPA(東館)があります。
今回、我々が宿泊したのは新しい方の東館です。

上の写真は我々が宿泊した東館のロビーです。
チェックイン・チェックアウトはここでやります。

夕方になると中央に設置された暖炉が炊かれます。
パチパチと薪がはじける音を聞きながらずっと寛いでいたくなります。
優雅な気持ちになりますね。

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本館にある会議室をちょっと覗いてみました。

こんなところで、会議なんてするの誰でしょうねぇ。
雑音のない環境でさぞかし議論も進むでしょう。
いや、杖なら仕事にならないかな。

下は本館のレストランLa Brise(ラ・ブリーズ)でのディナーから
部屋への帰り道で出会った景色。

群青色の空を背景に煌々と浮かぶ建物ですが、
これは東館のGarden Restaurant、もちろんディナーの利用も可能ですが、
我々は朝食でのみ利用しました(詳しくは後ほど)。

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ほんとに、ため息が出ますね。。。

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