水周りについて少し紹介しておきます。

近代的な快適さの追求とまではいかなくても、
古いホテルや旅館で一番不愉快を感じやすいのは水周りですよね。

特に女性は水周りの清潔感を重視する帰来がある気がします。
女性の方が男性よりも水周りで過ごす時間が長いせいでしょうか。

杖も今回の町家ステイにあたって、
一番気にしたのは水周りが相方の基準を満たすかどうかでした。

事前にいろいろと調べたところでは、
水周りがかなりきれいに改装してあるらしいことが分かったので、
最終的に踏み切ったという経緯がありました。

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上は居間から台所方面を見たところ。

手前にある手許箪笥(っていうのかな?)が味を出しています。
食器やお茶の類が収納されていました。

左奥の扉のむこうが風呂場と厠になっています。

キッチンのシンクはきれいにリフォームされています。

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冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカー、IHまでありました。
しっかりと料理もできるようですね。
長期滞在の人は自炊したりするのでしょうか。

賃貸物件のため、食事はありませんからね。
もちろん我々は1泊だけの滞在ですから、
自炊するほどしっかり者ではありませぬ。

すると、選択肢は外食か、仕出しを取るかです。
我々は河原町辺りに食事に出ました。

法事後の会食で遅めのランチを食べた後だったので、
かなりお腹がいっぱいで苦しかったんですけどね。。。

よく見ると、昔のかまどの跡もありました。

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こちらは洗面台。

ウェスティン都ホテルの時に、
最近円形の鏡をよく見ますよね。ということを書いたのは、
この町家の鏡とコンラッドの鏡を想像していたのでした。

ご覧のように洗面台も今風にきれいに改装をしてあります。

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風呂桶はこんな檜風呂。

なんと、この風呂には自動給湯が付いています。
ボタンひとつでお湯張りができ、一杯になると勝手に止まります!!

これにはさすがに驚きました。

お風呂場には窓が作ってあって、
湯船に浸かりながら坪庭が見えるようになっています。
この窓がちょうどいい具合に風呂場の閉そく感を解消してくれています。

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あとはトイレですが、もちろん便器は洗浄機能付きです。
欲を言えば、トイレに換気扇がないので、
もう少し換気機能を充実してあるとよかったかな。

でも、そんなことは減点要素にならないくらい。
懐かしオシャレな空間でした。

素泊まりのホテルよりは値は張りますが、
一泊2食付きの温泉旅館よりは安く上がるくらいです。

京都に滞在の節にはチャレンジしてみてはいかがでしょう。


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